元AERA編集長でジャーナリストの浜田敬子氏は10日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。国民が求め、参院選でも民意が示された物価高対策が、自民党内の「石破おろし」の動きでまったく進まず、臨時国会召集も総裁選実施で10月下旬前後となることについて、怒りをにじませた。

番組では、物価高対策を求める有権者の声を紹介しながら、政府の対策が進まないことでしわ寄せを受けているケースもあることを紹介。参院選で与党が主張した国民一律2万円給付や、野党が主張した消費税減税ともにまだ何も実現しておらず、解説でゲスト出演した立教大経済学部の柏木理佳特任教授は、急ぐべき経済対策として「低所得者の生活はこの1年まったく改善されておらず、消費税(の対応)は時間がかかるので貧困層への現金給付を急ぐべき」との提言をした。

浜田氏は「参院選でいちばん問われたのは物価高対策だった。でも自民党は、(物価高対策をやらずに)石破政権に対して石破おろしを始めてしまった。でも民意がいちばん求めたのは物価高対策」と、物価高に苦しむ国民の思いに、身内の権力闘争でまったく応えていない自民党を批判。「そこ(物価高対策)にまったく手をつけられずに夏が終わり、このままフルスペックの総裁選をやると、臨時国会召集は10月下旬。(参院選から)3カ月くらい、手がつけられていない」と指摘した。

番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は「はい」「はい」と納得したように相づちを打ちながら応じる中、浜田氏は、野党が総裁選のさなかでも臨時国会を開くよう早期召集を求めていることに触れ「野党がやっと、臨時国会召集を今月以内に、と言っているんですが、消費税減税は税法を変えないといけない。本当に、非課税世帯や年収200万円下の世帯に限っての緊急支援みたいなものは本当に必要だと思います」と述べた。

「今、NGOが(支援のために)お米を送ったりしているが、限界があります」と述べ、政治が早く動くべきと求めた。