この度の熊本地震の被害に遭われた方々に、心からのお見舞いを申し上げます。
前回の熊本地震から10年、崩壊した熊本城の修復も進み、安堵(あんど)の気配が漂ったところに再び襲った大地震。ショッピングモールの爆発や、工場の煙突が折れたニュースの映像に、ただただ言葉もなく悄然(しょうぜん)とした気持ちで見入った。
酷暑の中、救出作業に携わっている消防、自衛隊、警察、各方面の方々に心からの敬意と応援の気持ちを届けたい。そして、避難所生活でご苦労され、消耗しておられるであろう方々にお見舞いを申し上げたい。
ニュースを見ていると、諸外国からの救援の申し出があったことなどが報道されているが、国内の多くの企業もすぐさま対応に立ち上がり、必要な物資を搭載し被災地に向かって出発している。
友人のコアレックスという製紙会社も、政府からプッシュ型支援の要請がなされ、即座にトイレットペーパーを送ったというので詳細を聞いてみた。
この度の地震では、発災当日の23時頃に政府から要請を受け、そしてその3時間後にはトイレットペーパー9千ロールをトラックに載せ、被災地各地に届けに出かけたとのこと。100%再生紙で芯のない水に溶けやすいトイレットペーパーは、被災地でも重宝されるそうだが、このコアレックスのみならず、あらゆるジャンルの企業が、それぞれの得意分野の商品を支援物資として送るシステムが、政府によって構築されており、お困りの方々に一刻も早く、少しでも手が差し伸べられるよう努力がなされている。
10年前の熊本地震の際、私は安倍政権下で経済再生担当大臣を拝命していたが、安倍総理から「創造的復興」という課題を賜り、トランスフォーメーションを考慮しつつの復興に尽力した。縫製業者を一カ所に集め収益率を上げたり、農業従事者を集め株式会社化し、ベビーリーフの多毛作化や作付け体系を高度化し、熊本プロダクトが県外にも広く普及するお手伝いをさせて頂いた。また、熊本城の崩落してしまった壁の修復にも予算がついたので、その後、気になって何度も様子を見に行ったりもした。
折しも、JRに乗ってふと顔を上げたら「ナツいっ!熊本 熊本デスティネーションキャンペーン」との車内つり広告が目に入った。泣きたくなった。
日本中で手を携えて支え合い、また再び前を向いて乗り越えて行きましょう。



