石破内閣の経済再生担当相から、高市早苗内閣に再入閣した赤沢亮正経産相は22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。経済再生相時代に担当したトランプ関税交渉で、自身のカウンターパートの1人だったラトニック商務長官から、再入閣を祝う電話がかかってきたことを明らかにした。
赤沢氏はラトニック氏を「ラトちゃん」と呼び、自宅に招かれて対トランプ米大統領との交渉術の予行練習に臨むなど、2人は今回の交渉を通じて気心知れた関係になったとされている。
赤沢氏は22日未明の投稿に「昨晩、高市内閣の経済産業大臣に就任。早速、ラトニック米国商務長官からお祝いの電話あり」と記した上で、「日本時間の昨晩中にぜひ電話したいとのメッセージが来て、電話に出ると『おめでとう!』に加えて『ワンダフル!』を連呼。ラトちゃん、やさし(^^)」とつづった。
赤沢氏は、石破茂前首相が9月7日に辞任表明した後の民放番組出演の際、ラトニック氏に、いずれ自身は退任することや後任に自身の方針を引き継ぐ考えを伝えたことを明かし、「(ラトニック氏から)『赤沢大臣も替わっちゃうのか』というような問い合わせはあったように思う」と、さみしそうに述べていた。
しかし赤沢氏は今回、高市内閣の経産相として、自身と同様にトランプ大統領と面識がある茂木敏充外相とともに、関税交渉をめぐる日米合意の確実な実施に向けて取り組む閣僚の1人となった。事実上の留任となり、退任覚悟から一転、日米交渉の今後に再び関与する立場となり、今後も米国側と調整に当たる見通しになっている。

