高市早苗首相は30日昼すぎ、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催される韓国に向け、羽田空港から政府専用機で出発した。

高市首相の国際会議への出席は、就任後2度目。初の出席となったASEAN関連首脳会議に出席するため25日にマレーシアに向けて出発した際は、政府専用機に搭乗する直前に、タラップの上で笑顔で見送りの関係者に手を振った。その際、同行した尾崎正直官房副長官について「高市首相の隣にいる男性は誰?」と、SNSなどで話題になった。

首相の短期間の外遊には、官房副長官が同行することが多い。今回は、前回の尾崎氏ではなく、もう1人の政務担当の官房副長官、佐藤啓官房副長官が同行した。オレンジ色のネクタイ姿で、ブルーのジャケット姿の高市首相に、尾崎氏同様の「直立不動」の姿で、寄り添った。

佐藤氏は、高市氏と同じ奈良選出の参院議員で、自民党総裁選でも高市氏を支援した。旧安倍派に所属し、自民党の派閥裏金事件に関与し幹事長注意を受けた経緯がある。官房副長官が内閣と国会の連絡調整役でもあることから、野党から人選に強い反発が出ているほか、自民党の石井準一参院幹事長も28日の会見で、首相の人選に懸念を示すなど、党内でも波紋を広げている側面もある。

高市首相は30日午後、首脳会議が行われる韓国に到着した。11月1日まで3日間滞在する。