フリーアナウンサー古舘伊知郎(70)が8日までに自身のYouTubeチャンネル「古舘伊知郎チャンネル」を更新。自民党衆院議員の河野太郎元外相による、ガソリンの税金をめぐる「フェラーリ発言」にモノ申した。
河野氏は2日出演したTBS系「サンデージャポン」で、ガソリン暫定税率の年内廃止について与野党6党で合意した件について聞かれ「僕はずっと石破内閣の頃から反対だったんですね。だから今年の夏、日本の中でも42度になるというような、もう温暖化が進んでいる時に“化石燃料を普通に使っていいんだよ”っていうメッセージになってしまうのは非常にまずいなと。だから本当に困っている人にはガソリンだったり電気だったりの支援はするけども、何もフェラーリやポルシェに入れるガソリンの税金を下げる必要はないんじゃないの? …っていうのを僕はずっと言ってたんですが、もう6党で“これはやりましょう”ということになってしまいましたからやるんですけども」などと自身の見解を述べた。
そして「本当に困ってる人にピンポイントできちっと手当てをするけども、温暖化対策は温暖化対策で日本、かなり真剣にやってかないと。台風も強くなるし夏は暑くなるし“このままでいい”と思っている方はいらっしゃらないと思うんで。むしろ“燃費のいい車に買い替える、EVに買いかえる時に補助を出しますよ”っていうほうにお金を使ったほうが、先行きガソリンの消費量が減るわけですから。またガソリンの値段が上がっても影響は少なくなる」などと持論を話していた。
古舘は今回の動画でこの件に言及。「河野太郎さん、“フェラーリ発言”。何言ってんだ!」と切り出した。そして「まず河野太郎さん、誤解ないように論旨を言っとかないと失礼ですからね。河野さんは『サンジャポ』に出てこう言ったんですよ。僕もたまたまその時見てましたけども、“まず骨子中の骨子は脱炭素の時代でしょ? 世界は日本は。その時に高いガソリン代でハイオクであろうがレギュラーであろうが高いガソリンだから入れられないと、そう潤沢に。抑制をかけることによって拍車をつけて脱炭素を完遂させる方向にいくトレンドでしょ、と。それを暫定税率25.1円落として安いガソリンでガソリンをがぶがぶ消費させて炭素をばらまいてCO2モクモクでいいんですか?”っていうのが(河野氏発言の)骨子なの」と同番組での河野氏の発言の概要を自身の言葉で説明した。
そして「それが今世界的に揺らぎ始めている…っていうところに留意しなきゃいけないんですよ。僕もずっと(河野氏と同じ)“そっち派”でしたよ。脱炭素でいかなきゃいけない、と思ったけど、電気自動車作るんでも大変だ。作るときにモクモクCO2出すんだ。人間由来のCO2がどこまでこの地球温暖化に寄与してるかって意見も分かれるところだ、ってなってきた時に…ここが重要だと思うんだけど、そもそもが暫定税率を51年続けてってとんでもないことで下げろって、そして物価高対策になるんだっていうことと、“脱炭素だから高いガソリンでいいんだ”ってのは、違う話の論点のすり替えだと思う」と続けた。
古舘はさらに「じゃあ現実に高い電気自動車がみんな買えるんですか?って。ガソリン車使って仕事して高い運送費で結果コンビニに行った商品だって、ガソリン代がイヤ増しして物価高になってる、庶民は苦しい、トラックのドライバーもガソリン代が高いから利幅が薄くて苦しい、いっときでも少し楽にさせろよ…って暫定税率を取るっていう話でしょ? これはやるべきなんですよ。で、その上でもちろん脱炭素があるとはいうものの、フェラーリ、ポルシェにガソリンを入れる、そんな安いガソリンを入れる必要はないって河野さんおっしゃったフェラーリだってポルシェだって、同じ統一価格で安いガソリン入れればいいじゃないですか。それはひいては景気対策にもなりますよ。金持ちが調子に乗って、もっと高い車買ってくれりゃいいんですよ。ガソリンがバカバカ使ってくれればいいんですよ。それがいっときでも景気が上向くんだったら。それで脱炭素が成り立たないってことじゃないですよ。CO2の埋設だって地下に埋めるんだって海底に埋めるんだってCO2自体をエネルギーするんだって、いろんな代替エネルギーの核融合の開発にだってお金をつけなきゃいけない時代なんだから、そりゃ脱炭素は1つの道筋であるだけでそれをフェラーリ、ポルシェでうまいギミックで言わないでほしいな。やっぱり暫定税率の25.1円、経由の17.1円も含めて下げるべきです!」などと持論を展開した。

