キヤノングローバル研究所上席研究員で中国事情に詳しい峯村健司氏がフジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に18日、出演。今年3月、岩崎茂元統合幕僚長が台湾の行政院(内閣に相当)の政務顧問に就任したことについて、中国外務省は、内政干渉として中国国内にある不動産などの財産を凍結。今後ビザを発給せず中国への入国を認めないという制裁を科したことについて解説した。

日中関係は高市早苗首相の台湾有事を巡る発言で、緊迫している。先月には海産物の輸入停止や日本関連のイベント中止、今月に入って中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射やパンダの返還要求など、中国からの動きも相次いでいる。

峯村氏は、高市発言以前からの背景として、「実は事の発端はこれ」と指摘。「極めて異例なんですが、台湾の頼清徳総統がトップダウンで決めたらしい。日本政府にあまり根回しをしていなかった。みんな、寝耳に水だった。中国からすると完全に『一つの中国』ではなくなる」と説明。「中国側は本当にぶち切れてましたので。制裁というのはタイミングに合わせてこの罰を出したというところなんでしょうね」とした。

中国の習近平国家主席は、2期10年までの任期は規制を撤廃。異例の3期目続投となって「台湾統一」を目指している。今回の制裁について、「気に入らない、じゃましてきた高市政権が出てきたので、バンと出した」と語っていた。