石破茂前首相は、23日夜に放送されたフジテレビ系「ホンネ喫茶 永田町」にVTR出演し、首相在任中にSNS上で「食べ方が汚い」と“炎上”したこともあるおにぎりをめぐり、そうした食べ方になった、やむにやまれぬ事情があったと告白した。
番組では与野党各党から現職国会議員や、元職らがスタジオ出演し、MCの加藤浩次が、ゲストたちの「本音」を引き出すという内容。石破氏は、東京・赤羽の立ち飲み店で、元NHKアナウンサーのタレント神田愛花からインタビューを受ける様子が放送された。
インタビュー中、生ビールや日本酒を飲み、コロッケなどの揚げ物を口にしていた石破氏が「カツ丼ない?」とオーダーしたところで、神田は「おにぎりもありますよ」と提案。「いいね」と応じた石破氏は、神田から「おにぎりは、『遺恨』がありますよね。食べ方が、ばっちぃ、みたいな」と、かつての「おにぎり騒動」を問われ、当初は「(遺恨は)ない、ない」としていたが、「ああ~、申し訳ありません。ひと口で食べるのはよくないとか、そんな話ね」と応じた。
石破氏とおにぎりといえば、昨年の自民党総裁選中に農家を視察した際、振る舞われたおにぎりをひと口で口いっぱいにほおばる様子の動画が首相就任後に拡散され、「食べ方がきたない」「ひと口で食うな」とSNSで批判され、その後もそのイメージがついて回った。いわば「鬼門」ともいえる食べ物だ。
石破氏は、ひと口で食べる理由について「そこで時間を見ながらやっているわけ。次の会場に行くのに何分、と言われると、ひと口で食べるのは結構大事な技なんです」と、釈明。移動時間を勘案した上での「ひと口食べ」だったと強調した。
石破氏は、インタビュー中に用意されたおにぎりをほおばると、「ちゃんと、少しずつ食べるからね」。「ばっちぃ」と指摘していた神田も、「きれいに召し上がっています」と、評価していた。

