5連覇を目指す藤井聡太王将(23)と挑戦者の永瀬拓矢九段(33)が1勝1敗で迎えた、将棋のALSOK杯第75期王将戦7番勝負第3局(東京都立川市「オーベルジュときと」)が4日午前9時に再開された。3日午前9時からの2日制で同所で始まった対局は、同日夕方に55手目を先手の永瀬が封じ、初日を終えていた。

角換わりが連続採用された後の第3局は、後手の藤井が角道を止めてこれを拒否した。序盤から前例のない「力戦」で激しい攻め合いになった。2日目の再開後も激しい応酬が続き、積極的に踏み込んだ永瀬が勝利に近づきつつある。

午後3時になって、最後のおやつが出された。永瀬は百合根金団(きんとん)、いちご大福、温かい金の抹茶、国産オレンジジュース、温かいハンドドリップコーヒーを頼んだ。藤井は2日制7番勝負の最後のおやつで定番となっている、冷たい狭山和紅茶と国産オレンジジュースの「ダブルドリンク定跡」だった。

局面は、最後の詰めさえ間違えなければ勝てそうな永瀬に対し、藤井がアヤを見つけて局面を複雑化し、粘る手段を探っている。