衆院選(8日投開票)最終盤、激戦区の1つといわれている岩手3区(花巻市、奥州市など)に、中道改革連合から20回目の当選を目指して立候補している小沢一郎氏(83)は、6日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。5日に地元で開いた演説会のダイジェスト動画を投稿した。
小沢氏は演説会で「厳しい選挙戦が続いている。私自身もその通りであります」と、選挙情勢に触れた上で、「長年の間、政治活動をみなさんに支えていただいてここまで来た。ほとんど、選挙中も訴える時間も取れずに今日まで過ごしてきましたが、それにもかかわらず常に地元のみなさなんが支えてくれ、国会に送ってくださった」と、謝意を示した。その上で「この日本に、政権交代可能な議会制民主主義を定着させるんだ、それが俺の仕事だと。国民の生活が第1の原点に返った政権を打ち立てていかないといけない」と、主張した。
小沢氏は1969年(昭44)に初当選。岩手は長年、小沢氏が強固な地盤を築いた「小沢王国」と呼ばれてきた。今回当選すれば、戦後最多の20回目の当選となる。小沢氏は公示後、同僚議員の応援に回るなどしていたが、選挙戦最終日の7日までの3日間は、地元に張り付いて支持を訴える予定だ。
一方、議席奪還を目指す自民党は、前々回2021年衆院選で小沢氏を小選挙区で破ったものの前回は敗れ、比例復活もかなわなかった元職の藤原崇氏(42)が、再び立候補。党は重点選挙区の1つに位置づけており、6日午後には高市早苗首相(党総裁)が応援に入る予定になっている。
参政党は新人の及川泰輔氏(47)を擁立。三つどもえの戦いとなっている。「小沢王国」の戦いの行方は、今後の政界地図を占う上でも大きな意味を持っており、関心が注がれている。

