国民民主党の玉木雄一郎代表は10日、衆院選の各党議席確定後初めての定例会見を行い、高市早苗首相率いる自民党が、1つの政党として戦後初となる単独で3分の2以上の議席を獲得した結果について「いわゆる高市旋風という暴風が吹き荒れた選挙の中、わが党は正直、踏ん張った戦いだった」と、振り返った。
党として公示前に掲げた「51議席」の目標には達せず、公示前の27議席プラス1の28議席にとどまった。玉木氏は「正直、目標から比べると不本意な結果となった」とした上で、「厳しい選挙ではあったが、いっしょに戦ってくれた仲間に心から敬意を表したい」と語った。
自民党の獲得議席について「選挙制度の問題はあるが、民意として尊重すべき結果だ。勝負に出て、高市総理は勝った。圧倒的な多数を得たことには敬意と祝意を申し上げたい」とした上で、「わが党は現有程度だったことは重く受け止めるが、全国を回っていて、現役世代から豊かになろうと愚直に訴えたことなどは、一定程度、響いたと思う。同時に、昨年の参院選までと違うのは、我々の訴えたことが、高市政権に取り入れられ一部実現したこと、一定程度の同質化が進んだことは否めない事実だ。時間がなかったとはいえ、さらに差別化できる新たな政策を、分かりやすくお伝えすることができなかった」と反省の弁を述べた。
その上で「税を集めて配る側ではなく払う側の視点は、ともすれば権力側は忘れがちな視点だ。巨大与党になったがゆえに忘れられがちな視点は、強くこれからも訴えていきたい」と述べた。また、「巨大与党にも自民党にもお願いしたいのは、数が多くなったとしても、野党に託された国民の声も、丁寧に謙虚に聴く姿勢は持ち続けていただきたい」と要望し、「我々も国民生活に必要なことは単なる批判ではなく、対決より解決で、建設的な国会論議ができることを期待している」と述べた。

