横浜みなとみらい地区の臨港パーク沖で養殖しているワカメを収穫するイベント「夢ワカメ ワークショップ」が14日、130人が集まって実施された。横浜港で種付けして、いかだを組んで養殖し、収穫までするイベントで今年で25年続いている。

日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」に出演する海洋環境専門家の木村尚(たかし)氏が1998年からたった1人でワカメとアマモの養殖をコツコツと続けていた活動が大きくなった。当初は横浜港で輩出される炭素、窒素、リンや二酸化炭素を海藻類が吸収して海を浄化する社会実験としてスタートした。

ただ、きれいに水洗いしてしゃぶしゃぶで食するとおいしいことが判明して「おいしく食べられて、海をきれいにする」活動として口コミから徐々に情報拡散されて、横浜港では秋に種付けして早春においしく食べるイベントとしてファンが増えていった。

今年の「夢ワカメ ワークショップ」は昨年10月1日に申し込み予約が行われ、午前7時に受け付けが始まって、わずか12分で定数がうまってしまう人気だった。この日会場に訪れたのは秋の種付けも参加した一般31組、企業6組の計37組130人。主催する木村氏は「みなさん、おいしいものに関してはちゃんと反応してくださる。しかも海も浄化できるので、社会貢献の気持ちも持てるのが素晴らしい」と話した。

縦約8メートル×約20メートルのいかだ(深さ3~4メートル)で、この25年、サイズは変わっていない。収穫量で昨年は初めて1トンを超えた。今年は総量930キロが獲れた。木村氏は「私の記憶では、今年はいいワカメになった。過去を含めて3本指に入るんじゃないかと思います」と感想を述べた。

収穫は主催側のダイバーが臨港パークから海に入って、いかだについているワカメを切断して、それぞれ参加者130人分を切り分けた。参加した130人は水洗いして、食べやすいサイズに切り分けてしゃぶしゃぶにするケースが多かった。