中道改革連合の野田佳彦前共同代表(68)が16日、自身のブログを更新。167議席から49議席まで大幅に減らした衆院選を振り返り、現在の心境を告白した。

野田氏は高市早苗首相による解散について「不意を突かれました」と率直に吐露。大敗について「主権者のご審判であり、厳粛に謙虚に受け止めたいと思います」と記した上で「自民党にガチンコ勝負で負けたという実感はありません。高市総理への期待感だけの「推し活」のようなイメージ論に、選挙戦全体が支配されてしまったように思います」との心境もつづった。

また、小川淳也新代表が選ばれた今後については「背水の陣どころか水中の陣です。ドボンと落ちた水の中から浮かび上がり、崖に爪立て這い上がる決意です」などと決意を示した。

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▼全文

お詫び(水中の陣)

年明けに突然、抜き打ち解散が行われました。来年度予算案の年度内成立を実現してからだろうと予測していましたので、不意を突かれました。真冬の寒さの盛り、雪国では投票自体が難しいため、これまで1月に解散したことはほとんどありません(36年ぶり)。

解散(1月23日)から16日後の投開票(2月8日)は、戦後最短でした。党名を浸透させ、論戦を通じて政策の違いを示す時間もありませんでした。

まさに異例中の異例の総選挙の投開票日は、全国的に大雪となりました。凍てつく寒さで足もとが悪い中でも、投票所に足を運び清き1票を投じていただいた皆様に心から感謝申し上げます。

その結果、新党「中道」は比例42議席、小選挙区7議席、合計49議席の獲得にとどまり、大敗を喫することになりました。主権者のご審判であり、厳粛に謙虚に受け止めたいと思います。

長年仰ぎ見続けてきた先輩や苦楽を共にしてきたかけがえのない同志、将来有望な中堅・若手が議席に届かなかったことは、痛恨の極みです。この大敗の責任は、すべて共同代表である私にあり、その責任は極めて重大です。そのため、先週、「中道」の共同代表を辞任いたしました。

自民党にガチンコ勝負で負けたという実感はありません。高市総理への期待感だけの「推し活」のようなイメージ論に、選挙戦全体が支配されてしまったように思います。何とも言えない独特の「時代の空気」に、私たちの訴えが飲み込まれてしまいました。

日本の社会は、時々えも言われぬ「空気」に支配されることがあります。しかし、それは、常に危うさを伴います。「ふわっとした空気」が「極論」に安易な解決を求める発想へと向かわないように注意しなければなりません。

全国を回る中で、「物価高で生活が苦しい」「分断と対立に危機を感じる」という切実な声を確かに聞きました。生活の安心と平和を守る「穏健な政治勢力」として、中道のかたまりを作るという方向性は決して間違っていなかったと思います。

新しく選出された代表の下で、中道の「種火」を絶やすことなく、その熱を伝播していきたいと思います。18日から国会が始まります。巨大与党が「数の論理」で極論を押し切ることがないよう、しっかり対峙していかねばなりません。苦しい戦いになるでしょうが、間違っていることは正々堂々と質し、今まさに苦しむ人へ手を差し伸べられるよう全力で頑張ります。

背水の陣どころか水中の陣です。ドボンと落ちた水の中から浮かび上がり、崖に爪立て這い上がる決意です。引き続きのご支援を心よりお願い申し上げます。