チームみらいの安野貴博党首は19日の記者会見で、8日に投開票された衆院選をめぐり、SNS上でみらいに対して誤情報に基づく投稿や、個人に対する誹謗(ひぼう)中傷がみられるとした上で、悪質な内容に関しては法的措置を含めた対応を検討していく考えを明らかにした。
AIエンジニアでもある安野氏が党を立ち上げ、昨年の参院選は安野氏の1議席だけだったみらいは、今回初めて挑戦した衆院選で目標とした5議席を超える11議席を比例代表で獲得。比例の得票は約381万票で、共産党や、れいわ新選組を上回った。一方で、この躍進に対し、SNS上で「陰謀論」などの事実関係に基づかない投稿がなされるなどの現象が起きている。
安野氏は会見で、「選挙期間中、選挙後も含めSNS上に(みらいに関して)誤情報に基づく投稿や、個人への誹謗中傷が多数、投稿されていると認識している」とした上で、「目立った背景として、以前より知名度が上昇していることもあると思う。一定の注目をいただいている結果でもあると受け止めている」と述べた。一方で「現在のSNS上では、触れる情報が偏りやすく、特定の情報だけが繰り返し目に入ることで、それが事実のように認識されてしまう状況は生まれている可能性がある」と指摘。「チームみらいとしてはこれまで通り、分断をあおらず、だれかをおとしめないという価値観を大切に対応していく」と述べた。
その上で、「現在発生している事実に基づかない発信や、個人への誹謗中傷については、その内容や拡散の動きなどを党としてもしっかり分析し、特に悪質なものについては法的措置を含め、しかるべき対応を検討してまいります」と語った。
質疑応答では、「SNSでは、ネットでも街頭でも人の集まりがなかったように見えるのに、なぜ躍進したのかという指摘がある。どうしてこのような誤情報が起きたと分析しているか」と問われ、安野氏は2つの観点から説明。「SNS上の情報の流通の特性があり、『フィルターバブル』と呼ばれるような、自分のタイムラインに表示されるものと他の人のタイムラインに表示されるものは、その人ならではのコンテンツになっている。自分のタイムラインにはまったく出ていないように見えるのに、実際ふたをあけると、全体としてみればそうではなかったと。自分が見えている景色と開票結果に、大きなギャップを感じているのかなというところがひとつある」と主張した。
その上で「もう1つは、我々側の話。新しい政党で知名度はあまり高くなかったが、徐々に知名度が上がってきた中、まだ(みらいについて)聞いたこともないという方も、まだたくさんいらっしゃると思う」と述べ、「ここに関してはしっかり受け止め、認知度や、中身を理解していただき、できるのであればしっかりと党勢拡大につなげたい」と述べた。

