ミュージシャン世良公則(70)は12日、東京都内で行われた自民党大会に、サプライズゲストとして登場し、生ギター1本で自身の大ヒット曲「燃えろいい女」を披露した。

サビの「燃えろいい女」を「燃えろサナエ~」と歌い変え、真正面に座った高市早苗首相(党総裁)が席を立ち上がって手を広げ、手拍手を送るひと幕もあった。

世良は、自民党と同じ1955年(昭30)生まれという縁もあり、この日のゲストに招かれた。先人の築いた社会を歩んできたこと自身が「好きな道を歩むことができた。感謝しています」とした上で、最近の社会について「失われた30年という声も聴く。(衆院選で)多くの人の負託を受けた御党だからこそ、これからの30年、全世代、全戸公民が顔を上げて胸を張って明日を夢見て、歩き続ける社会をお作りになれる。それは御党、多くの国民の負託を受けた御党だからこそできることだ。そういう気持ちで陳情に来ました」と述べた。「これからの若者や小さな子どもたち、現役で苦しんでいるみなさんが、我々が歩んできたように、この国を信じて世界に誇って、歩くことができるそんな日本をつくりあげていただきたい」とも訴えた。

その後、「私はミュージシャンなので、しゃべるよりも歌うことの方が得意なんです」として、ダーク系スーツの背広を脱ぎ、シャツの腕をまくり上げ、まず2021年度に放送されたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』にジャズバーのマスター役で出演した際にも披露した「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」を、弾き語りで熱唱。歌い終えると、ギターを激しくかき鳴らし始め、「燃えろいい女」のイントロに突入した。サビの「燃えろいい女 燃えろナツコ~」のフレーズを、「燃えろサナエ~」に変えて、シャウトを繰り返し、会場に「サナエ」のレスポンスを求めたり、「まぶし過ぎるお前との出会い」のフレーズでは、高市首相の方を指す場面もあった。

世良の方を向いて座っていた高市首相の様子は、会場内のカメラがとらえた。高市首相は手を広げて拍手を送ったり、ガッツポーズをするような様子が、モニターに映された。

自民党大会では、歌手やスポーツ選手などのサプライズゲストが呼ばれることが多い。歌手では過去に谷村新司さんや松崎しげる、中西圭三らが登場した。

世良は昨年の参院選大阪選挙区に無所属で立候補し、落選した。