福島県伊達市霊山町在住の渡辺芳江さんがギネス世界記録の「最高齢の新聞配達員(女性)」に公式認定されたと、22日までにギネスワールドレコーズが発表した。記録達成時は91歳154日。4月に92歳になった。

ギネスワールドレコーズは、3月下旬、渡辺さんの新聞配達に同行した。

渡辺さんは結婚を機に伊達市保原町から霊山町に引っ越し。もともとは親類の医療機関を手伝っていたが、ある一声で新聞配達員になった。「近所の新聞販売店が、配達員がいないからやってくれねかと言ったんだ」。

配達距離は約1・5キロメートル。3月下旬はまだ風も強く、身体が芯から冷えるほどだったが「中にたくさん着てるから」と元気に答えた。押し車を「つえ代わりに使っている」が、雪が積もると背中に新聞を背負って配達する。その際は1回で全部数を背負えないので、2回に分けて配達をするという。

ギネス世界記録の認定には「驚いた」と言い、世界一になったことに自覚はない。休みは月に1度。これをほぼ休むことなく、30年間続けてきた。「(これからも)変わんないよ。朝起きて配達する。これが私の日課なの」。世界一、魅力的な笑顔で語った。