古代オリエント博物館2026年度夏の特別展「古代オリエントのたてものとまちづくり -模型で探検!-」が、4日から9月6日まで東京・池袋のサンシャインシティにある同館で開催される。その内覧会が2日、行われた。1978年(昭53)の開館以来、模型に関する特別展は初めてとなる。
今回はメソポタミア、エジプト、ギリシャなどの古代文明の中でも建物や街づくりに焦点を当てた。最新の考古学の学説に基づいて模型にした。日々の生活を送る人々の住居、人々が集まって暮らした都市とその城郭、支配していた王の権威を示す宮殿、神への信仰を捧げる神殿、来世での平安を願うお墓など、さまざまな建造物がある。古代オリエント文明では約5000年前に最初の都市ができ、洋の東西を問わず都市計画がなされてきた。そんな歴史の始まりが改めて実感できる。
古代文明が発達した中近東は、昔も今も争いが絶えない。貴重な建造物は焼かれたり、壊されたりしている。同館では実際に現地で調査を行ったり、文書などを読み解いて、30以上の各種建造物の模型を製作してきた。実物大は現地にいるような臨場感がある。縮尺模型では遺跡や都市の全容が手に取るように分かる。これらを含め、大小さまざまな約300点の展示資料を通して、古代史を改めて学べる。

