玉木雄一郎代表(57)の任期満了に伴う国民民主党の代表選挙は22日、告示され、立候補を届け出ている当選2回の若手、橋本幹彦衆院議員(30)と玉木氏(届け出順)の2人は東京都内で所信表明と政策討論会、共同記者会見に臨んだ。

当選2回の30歳で現職代表に挑戦する形となる橋本氏は「国民民主党を、自民党に代わる政権政党にする。自立する日本、自立するふるさと、人生の余力を増やしていく国家像をたて、自民党に対峙(たいじ)していく党にしたい。このためには党改革が必要で、ガバナンスは党代表自身がまず先頭に立って浸透させていくべきもの」とした上で、党の新たな体制として、党代表と総理候補の役割を分ける「総総分離」論を主張。「私が代表に就任すれば、私は党務を担う代表、玉木候補にはネクスト総理大臣として党の発展に寄与していただきたい」と主張。自身が代表に就任した際の玉木氏の役割を「国会論戦のとりまとめだけでなく、次の政権を担う役割を担っていただく。党には多士済々がおり、政策を練るのみでなく、発表や政権を担った時に何をするのか、構想を練っていく。党の政策は、党の機関誌やリポート、YouTubeなどで発信されるもので、議員一人一人がすぐれたユーチューバーになる必要があるわけではない」と、SNSでの発信にたけた玉木氏を意識したような発言も。

玉木体制で訴えられてきた「手取りを増やす」というフレーズにも触れ、「これまで給料が上がる経済の実現などを訴えてきたが、手取りを増やすだけで本当に地域社会から信用されるような党になれるのか。地方議員、国会議員、党務、政務を貫く一本の筋として国家像を打ち立てていきたい」とも述べた。

橋本氏は千葉県出身。防衛大学校を卒業後、航空自衛官や経営コンサル会社役員をへて、2024年10月の衆院選で埼玉13区で初当選し、今年2月の衆院選は比例代表で再選された。衆院安全保障委員会理事や党政調副会長を務める。

一方、玉木氏は当選7回。2020年に現在の国民民主党設立後の代表選で初代代表に就任以来、「党の顔」の立ち位置を担ってきた。

同党の代表任期は3年。2020年12月の第1回代表選では玉木氏と伊藤孝恵参院議員、前回2023年は玉木氏と、当時所属していた前原誠司元外相が立候補し、ともに玉木氏が当選。玉木氏は今回、3選を目指す戦いだ。9月6日の臨時党大会で新代表が選出される。