多くのアーティストのヘアメークを手掛けるKUBOKI氏は、彼らを参考に食生活に気を配っています。最近、話題の夕飯に炭水化物を抜くダイエットも実践中。何より食に対する意識と知識が大切なことを、美容エディターの大塚真里さんと語り合いました。

 KUBOKI(以下、K)

 気付かぬうちに炭水化物や高カロリーなものを食べていることもあるので、ある程度食べ物の知識を持つことも大切です。例えば餃子(ギョーザ)。おかずと思われていますが、皮はパンや麺と同じ炭水化物!

 仕事終わりの餃子とビールは、かなり危険な組み合わせですよ。

 大塚

 おいしいんですけどね…。隠れ炭水化物&高カロリーといえば、ジャガイモとマヨネーズたっぷりのポテトサラダ、マカロニサラダや春雨サラダも。ビールのつまみ系は要注意ですね。

 K

 体は食べたものでできているから、そうやって意識して、自分の食に責任を持たないと。

 大塚

 KUBOKIさんが運動や食事に気を使うようになったのは、仕事で出会うタレントさんの影響もありますか?

 K

 それは大きいかも。僕が担当している男性アーティストは、鍛えているのと同時に、食生活も徹底管理しています。ロケ弁は野菜たっぷりで揚げ物の入っていないヘルシーなものを自分たちで用意したり、お酒は飲みますが、甘いものはあまり食べません。女性では最近マクロビオティックに目覚めたタレントさんがいて、体が引き締まり、肌質もよくなりました。

 大塚

 人気芸能人は見た目がかっこよくキレイなだけじゃなく、すごくタフですよね。その秘密は食事にあり!

 K

 一般の人にはマネジャーなどいないので(笑い)、特別なものを用意するのは無理でも、毎日の食事で野菜と低脂肪の肉をたっぷりとり、主食はなるべく減らす。夜遅い食事は控える。これを意識するだけでも、体は変わってくると思います。

 大塚

 夜中に帰宅してたくさん食べるのをやめ、仕事途中におにぎり1個食べるとか、工夫次第ですね。みんなで実行して、かっこよくタフな中年を目指しましょう!

 第10回おわり。

 [2014年7月28日17時45分]【遅くなる夜は、夕方に「つなぎ食」を】夕食は仕事が終わってからゆっくり…と思っていると、夜中についどか食いすることになりやすい。残業で午後9時を回りそうと思ったら、夕方におにぎり1個やバナナ1本、すぐにエネルギーになるものをおなかに入れておき、遅い夜食は野菜中心に。