「平成30年度第9回 東京都知事杯全国中学選抜レスリング選手権大会」が11月23日から25日まで東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で開催された。

将来のオリンピックに向けての登竜門を夢見る中学生が、全国79クラブから583選手が参加した。決勝進出者だけが着用できる「ファイナリストTシャツ」に身を包み音楽に乗って選手が入場するなどの演出で盛り上げた。工藤章東京都レスリング協会副会長は「都連関係者や事務局が一体となっての運営や企画が成果につながっている。他の大会と差別化をはかり選手が楽しめる大会にしたい」と話した。

男子最優秀選手「東京都知事杯」は、57キロ級で優勝した高橋海大(東京・JOCエリートアカデミー)。昨年の53キロ級、一昨年の42キロ級に続き3階級制覇を達成した。女子最優秀選手「大会会長賞」は54キロ級の藤波朱理(三重・いなべクラブ)が受賞。昨年の48キロ級に続き、2年連続優勝となった。優秀選手「吉田沙保里賞」は、男子が北脇香(東京・日駒中)、女子が清岡もえ(高知・高知クラブ)がそれぞれ受賞した。