東京・葛飾区で活動する小学生バレーボールクラブ「東金町ビーバーズ」は、東金町小に赴任してきた山下桃子教諭(故人・全国家庭婦人バレーボール連盟元理事長)と現在の総監督・浦野正さん(76)らが創設した。81年12月6日の初練習には女子12人が集まった。これまで400人以上の卒団生を送り出している。
男女ともに全国優勝3回は大会最多タイ記録。89年には史上初の男女アベック全国制覇を達成した。これは過去38回の大会でビーバーズだけの偉業だ。タレントの平野ノラはアベック優勝時、5年生でメンバー入りし日本一に貢献。「頑張り屋のレシーバーでしたよ」と浦野総監督は当時の思い出を語る。
輝かしい実績を誇るビーバーズだが、最近4年間は全国大会出場を逃している。浦野総監督は「最近の子どもたちは夢が小さくなった」と寂しがる。一方「かつては、毎年全国大会に出場して、優勝を目指していました。子どもも保護者も指導者も、ある意味、勝利至上主義だった。それが勝つことにこだわるのではなく、子どもたちが伸び伸びとプレーできる環境整備に力を入れるようになりました」と指導方法の変化を振り返った。

