富士見シニア(北関東支部・南部ブロック)

「今年は闘志を前面に出せる選手が多い。技術面はまだまだですが、大きいチームに育てたい」と箱崎達也監督。1985年の創部で、新チームの部員は44人。練習で重きを置くのは基本のキャッチボールだ。そして、練習後には重り用の砂袋を持ち50メートルを3往復、ブリッジで1往復して体幹も鍛える。「グラウンド整備や後片づけなどはすべて選手任せ。高校でレギュラーになれるための、身につけなくてはならないこと」に徹している。

主将を任されているのは渡部玲央(遊撃手)。「勉強など自分のこともしっかりできて、一生懸命チームを引っ張ろうとしている。その点では100点満点。あとは体力とタフな精神力を」と注文も忘れない。また、チーム内ではバッテリー争いもし烈だ。今春、投手にコンバートされた立石悠人と森川晟がエースを争い、ムードメーカーでもある鈴木漣と山田幸哉が正捕手争いを繰り広げる。「それが他の選手にも刺激となり相乗効果をもたらしている」と同監督。来春の変ぼうが楽しみだ。