川口シニア(北関東支部・東部ブロック)

「新チームにはひとり、『怪物』がいるんですよ」

事務局長の小池喜一郎氏がイチオシするのは、1年生で4番打者の五十嵐将斗(一塁手)だ。なんと、180センチの110キロ! 右打者なのに右中間に本塁打を放つほどの豪腕だ。一昨年、リトルリーグ時代には日本一になり世界大会にも出場した逸材だという。

とはいえ、ひとりのスターに頼るチームではない。「攻撃的ではありたいけれど、やはり守りはキッチリと」という相馬健二監督の考えのもと、右の本格派エースの黒澤亜夢莉が先発でゲームを組み立て、左の深澤一太が控える。さらには1年生に晝間丈陽がいて、この3本柱が秋季大会でも大活躍したという。

「監督の相馬と私は少年野球から高校(川口工業)までずっと一緒。同校が42年前、最後に甲子園に行ったのは、彼のサヨナラ本塁打があったからなんです。その縁で15年前の創部以来、2人でこのチームに関わっています」(同事務局長)。選手とともに二人三脚で、来年は日本選手権出場を目指す!