久喜シニア(北関東支部・北部ブロック)は練習の前に全員で唱和する「四つの約束」がチームの名物。一、大きな声を出すこと。二、全力疾走をすること。三、自分と闘うこと。四、気持ちの入った練習をすること-。着任11年目になる椎名治監督は、これに加えて「爆走野球」をスローガンに掲げる。

「なにごとも全力疾走、がむしゃらにということです。それを実践するため、グラウンドに砂場を作りそこを毎日、足袋をはいて何度も往復するダッシュ走をしています」

昼食には全員が2合以上の白米とおかずを持参。新3年生は+うどんを食べるという食トレも実施される。

チームのもうひとつの名物(?)は女性主将の岸アイナだ。一塁手兼投手として誰よりも声を出し、ナインを引っ張る。昨年の秋季大会は左腕エースの松井祥太(3番)とともに、チームを関東ベスト4に導いた。

「松井は制球がよくて直球でグイグイ押すタイプ。ほぼ完投してくれる頼もしい存在です」と同監督。打っては4番で遊撃手の成田悠真と5番で一塁手の大高千波が主軸。目指すは夏の選手権出場だ!