秦野シニア(南関東支部・西ブロック)は6日、晴れて練習を再開した。「自粛期間、各自の考える力を養おうと、あえてこちらからは指示を出しませんでした。3カ月ぶりに全員がそろいましたが、体のキレもよく、心配したようなブランクは感じなかったです」と牧嶋和昭監督。冬の間のウエートトレーニングも功を奏し、春大会では2試合をコールド勝ちで駒を進めていた。

「特にエースの中澤想太を始め、上級生にいる3枚の投手陣(水谷公星、神蔵晧世)が心強い。打撃陣では主将で4番の渡邉優斗が主戦。内野ならどこでも守れる器用さがあるうえ、追い込まれてからのスイングに高い能力を持っている。春の大会でも先制の一打と試合を決める一打を放ってくれました」(同監督)。

2年では遊撃手の綱島健太が注目。守備のうまさは群を抜き、1番打者らしくコンパクトな打撃ができて足も速い。

「昨秋はエースが故障してしまい、関東大会まであと1歩でした。夏は故障とは無縁で最後まで投げ切ってほしいですね。そのうえで結果がどうなるか、非常に楽しみ。目標はもちろん、日本選手権への出場です!」(同)。