【モンテレイ(メキシコ)2日(日本時間3日)=佐藤成】W杯北中米大会に向けた事前キャンプ地入りした日本代表がいきなりアクシデントに見舞われた。

当初予定されていた施設のピッチコンディションが思わしくなく、3日に始まる練習の会場が変更。時間も夕方から午前に変わった。全てが整う国内合宿地とは勝手が違う場所で対応力を試される中、キャンプをスタートし、大舞台への準備を進める。

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出鼻をくじかれた。日本代表の練習初日の会場が変わった。関係者によると、事前に入ったスタッフが確認したところ、芝生の状態が悪く、メキシコ入り即アクシデントに見舞われた形だ。

当初予定していた場所は、メキシコ1部の強豪チームの施設。3・5ヘクタールの広さで、天然芝ピッチが2面あるほか、選手・スタッフそれぞれのロッカールーム、ジム。メディカルルーム、ミーティングルームなどが完備されている。26年5月31日に完成。サウナ、プール、高圧酸素治療室などもある最新鋭の設備となっている。新しい施設だが、肝心のピッチがよくなければ、元も子もない。

予期せぬトラブルではあったが、日本協会の対応は迅速だった。森保監督や選手が到着する前に当地入りしていたスタッフが気づき、別施設を準備。到着翌日からスタートする練習初日に間に合わせた。

練習時間は施設とは無関係に午前中になった。当初は暑熱対策の関係で夕方に設定されていたが、これも先乗りスタッフの肌感覚で、午前中でも問題ないと判断。国内合宿から午前中で調整しており、ケアにあてる時間の確保や生活リズムの安定という側面からはプラスに作用しそうだ。

トラブルはあったが、現地では大歓迎を受けた。2日午後6時ごろに選手やスタッフのバスが宿舎に到着すると、ホテルスタッフから30人ほどで出迎えられた。日本国旗を手に「ハポン」を連呼。雨が降ったが、ファンや報道陣合わせて約100人が集結。5大会連続5度目の最年長DF長友は白いハットをかぶって歓声を浴びるなど、お祭りムードが漂った。

指揮官の口癖である「想定外も想定内」を体現して進めるW杯への準備。チームは8日まで滞在し、米国ナッシュビルのベースキャンプ地へ向かう。モンテレイには1次リーグ第2戦のチュニジア戦で再び戻ってくる。

◆モンテレイ メキシコ北東部に位置する同国第3の都市。日本との時差はマイナス14時間。山々に囲まれているが、現代的な高層ビルもあり、自然と文明の調和する街。子ヤギの炭火焼き「カブリート」が名物料理。他にもステーキなど肉料理がメインだという。夏場は暑く、気象庁によると、6月の平均気温は28・6度となっている。