復活を期したエフフォーリア(牡4、鹿戸)は、6着まで追い上げるのが精いっぱいだった。これでJRA・G1の1番人気馬は昨年ホープフルS(コマンドライン=12着)から13連敗となり、グレード制を導入した84年以降では最長記録。07年桜花賞~菊花賞の12連敗を上回った。

9着に敗れた大阪杯に続き、1番人気に推された昨年の年度代表馬。中団後方を進んだが、速いペースで鞍上の手綱は動くばかり。直線もジワジワ追い上げたが、いつもの爆発力はなかった。横山武騎手は「ペースが速すぎて、ついていくのが精いっぱいだった。向正面でムチを使うくらいでした。ここまで速いと、ためるもクソもない。手綱を抱える暇もなく直線を迎えてしまい、これだと伸びないですね」と振り返った。