函館出身のルーキー鷲頭虎太(こた)騎手(18=千田)が、今年の函館ラスト騎乗を勝利で飾った。

函館7Rの3歳上1勝クラス(ダート1700メートル)で4番人気メイショウホマレ(牝3、松永昌)に騎乗。積極的に先手を取り、2着馬に2馬身差をつけて逃げ切った。重馬場の勝ち時計は1分43秒1。鷲頭騎手は「調教からまたがっていましたし、自信を持って乗りました。脚抜きのいい馬場も良かったです」と振り返った。

これでJRA5勝目となり、函館では4勝目。この日の2Rでは1コーナー手前で馬がつまずき、落馬寸前までいくアクシデントもあったが、前週に続く2週連続の勝利で、この夏の函館最終騎乗を最高の形で締めくくった。

地元ファンから多くの声援を送られ、「最後まで結果を出したかったですし、ホッとしています。雨の中で応援してくださったファンの方々、関係者の皆様に感謝しています」と笑顔で話した。