全国高校野球選手権は22日、仙台育英(宮城)が下関国際(山口)を8-1で破り初優勝した。春夏の甲子園を通じて東北勢の悲願を達成し、深紅の大優勝旗がついに白河の関を越えた。

競馬界では、仙台育英OBのJRA尾形和幸調教師(46)が母校の快挙を喜んだ。「生徒数の多い学校なので部活同士の交流はあまりなかったですが、野球部の活躍は当然知っていました。同級生は金村投手(現阪神投手コーチ)。最後の夏は甲子園でベスト8だったと思います。ずっと応援してきましたし、うれしいですね」と言葉を弾ませた。

仙台育英時代、馬術部に所属した同師は全国大会優勝の実績の持ち主。13年に美浦トレセンで開業し、着実に成績を伸ばしている。22日現在、JRA通算119勝(重賞1勝)。後輩の活躍を刺激に今後の飛躍が期待される。