ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、4日=チャーチルダウンズ)へ向け、追い切り翌日の1日、フォーエバーヤング(牡、矢作)はダートコースのポケット部分(シュート)で15分ほど軽めの運動で体をほぐし、パドックでスクーリングを行った。スクーリングでは話題のジャージーを身にまとった矢作師自らがフォーエバーヤングに騎乗し、パドックを2周まわっている。

矢作師は「第150回のケンタッキーダービーに日本を代表して参加できることを誇りに思います。アメリカの競馬はとてもタフですし、アメリカの馬たちを非常にリスペクトしています。フォーエバーヤングは昨日の朝の追い切りが素晴らしかったし、満足しています。(他の馬が蹴り上げた砂の)キックバックについての準備もたくさんしてきていますが、どんなことをしてきたのかは秘密です」とコメントした。矢作師はコックスプレートを制した名牝リスグラシュー、無敗の3冠馬コントレイルなど名馬の引退式で自らまたがってパドックを周回したことで有名。名馬だった厩舎の先輩たちに続く歴史的快挙へ向け、ムードは高まっている。