1番人気のJRAシャマル(牡4、松下)がDG競走2勝目を飾った。勝ち時計は1分25秒5。松下武士調教師(41)と川須栄彦騎手(30)はこのレース初勝利。2着は兵庫のコウエイアンカ(せん7、保利平)、JRAサクセスエナジー(牡8。北出)が3着だった。

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頭に描いた通りの快勝だった。スタート1歩目でつまずいたことだけが誤算。川須騎手は「体勢を立て直して、理想的なポジションでレースをすることができました」と、1コーナーでは3番手につけた相棒シャマルの力をほめた。直線手前で先頭に立つと、後続を突き放した。

松下師は「1400メートルの2走目で結果を出せて、今後のレース選択の幅が広がりました」と飛躍を目指す。9月浦和のオーバルスプリント、10月大井の東京盃などが次走の候補になる。

川須騎手は21日小倉の北九州記念(ボンボヤージ)で7年ぶりのJRA重賞勝利を飾ったばかり。「このような短い間隔で大きなレースを勝てるとは」と笑顔を見せていた。

◆シャマル ▽父 スマートファルコン▽母 ネイティヴコード(アグネスデジタル)▽牡4▽馬主 金山敏也▽調教師 松下武士(栗東)▽生産者 岡田スタツド(北海道新ひだか町)▽戦績 10戦6勝(うち地方3戦2勝)▽総収得賞金 1億1830万5000円(うち地方6400万円)▽主な勝ち鞍 22年東京スプリント(Jpn3)▽馬名の由来 ペルシャ湾岸地域に吹く風