ナムラクレア(牝3、長谷川)が順調に仕上がっている。

この日は長谷川師を背に坂路で最終調整。馬なりで53秒0-12秒0の好時計をマークした。師は「1週前にハードに負荷をかけましたし、今日は息の確認と状態の確認を主眼に追い切りました。非常にリラックスしていましたし、手前も比較的上手に替えてくれました。道中の息づかいも心配ない状態です」と、状態は万全だ。

函館スプリントS1着、北九州記念3着と桜花賞後は古馬相手に好戦しているが、まだまだ伸びしろのある3歳。馬体面の成長も著しい。

「春先に比べると数字以上に筋肉のバランスやボリュームがアップしたイメージですし、質のいい筋肉が身になっていると思います。初めてのコースですが、北海道で初めて尽くしに対応してくれたので心配してないです。この大舞台でいい結果を出してほしいと思います」と、師は大きな信頼を寄せる。悲願のG1タイトルへ視界は良好だ。