ジャパンC(G1、芝2400メートル、27日=東京)の外国馬共同会見が24日、行われた。バイエルン大賞覇者テュネス(牡3、P・シールゲン)を管理するペーター・シールゲン調教師(57)の一問一答は以下の通り。

 

-テュネスの動きを見た印象は

シールゲン師 非常にいいコンディションです。今年は遅い時期にシーズンをスタートしました。もともといい馬ですし、特にメンタル面がいい馬で、どんどん成長しています。

-独セントレジャーは重馬場、バイエルン大賞は不良馬場の圧勝。日本の馬場への適性は

シールゲン師 ここ2走はかなり悪い馬場でしたし、ジャパンC当日が良馬場でなければチャンスがあるかな。雨が降れば、テュネスにとってはさらに条件がよくなると思います。(枠順は)1~11番くらいになればいいなと思います。

-テュネスはデビュー以来初の海外遠征。環境への対応は

シールゲン師 輸送も無事にこなして、いい状態ですね。新しくできた国際厩舎では快適に過ごしていると思います。すべてが快適にオーガナイズされていると思います。

-ドイツ馬といえばランド。95年以来のジャパンC制覇に挑む

シールゲン師 ランドには(自身が騎手時代に)ドイツ国内の競馬で騎乗していました。ランドとテュネスはキャラクターが違うけど、同じクラスの馬だと思いますし、私はテュネスについても自信を持っています。

-昨日はサッカーのカタールワールドカップで日本対ドイツ戦があった

シールゲン師 ハハハ。サッカーはあまり見ていませんが…、引き分けなら良かったんですけども…。

-11年には凱旋門賞馬デインドリームで挑んだが1番人気6着。あの敗戦をどう評価しているか

シールゲン師 デインドリームとテュネスは違う2頭であります。デインドリームはその年の最後のレースだったので、もしかしたら疲れがあったのではないか、と思っています。それに対し、テュネスはフレッシュな状態です。今年まだ3戦しか走っていません。いいチャンスがあると思っています。

-ジャパンC参戦を決めたのはいつごろか

シールゲン師 去年、重賞で勝っていますし、今年は3戦とも圧勝でした。招待いただけるのであればいきたい、と今年の最初のレースのときに考えました。

-ここ2戦は逃げ切っているが、レースプランは

シールゲン師 逃げて勝っていますが、そうしたいと思ってなったわけではなく、他の馬が前に出なかったので、結果的にテュネスがハナに立ちました。4、5番手でも良かったですし、結果的に逃げただけです。

-調教でダートコースの外めを回る理由は

シールゲン師 特に理由や狙いはありません。軽い運動をさせているだけです。