JRAは18日、20年エプソムC(G3)を制したダイワキャグニー(せん9、菊沢)の競走馬登録を抹消したと発表した。今後は馬事公苑で乗馬となる予定。ダイワメジャー、ダイワスカーレットなどが活躍した「ダイワ」の冠名がつく最後の中央現役馬。地方では冠名「ダイワ」3頭が現役を続けている。

ダイワキャグニーは16年にデビューし、同期のダービー馬はレイデオロ。通算37戦中全8勝を東京で挙げる“府中の鬼”として活躍。大城敬三オーナーが亡くなった直後の20年6月14日、13度目の重賞挑戦となったエプソムCで悲願の重賞初制覇を果たした。今年の京都金杯14着がラストランとなった。付加賞を含む総収得賞金は2億9113万6000円。