日本列島を襲っている“最強寒波”による積雪の影響で、滋賀・栗東トレーニングセンターでは一部コースの閉鎖など影響が出ている。

通常なら週末のレースに向けた追い切りのメイン日となるこの日だが、昨日24日から降った雪で一面の銀世界。人馬の安全面を考慮してCウッドやポリトラックなど5コースが閉鎖となり、調教は坂路とEコース(ダート)のみで行われている。また、馬場の開場時間もこの時期の通常となる「午前7時~午前11時」から「午前7時~午後1時」に変更となった。

各厩舎スタッフらは雪かきに追われ、馬場開門時間の午前7時となってもコースに出てくる人馬はまだまばら。日曜中京メインのシルクロードS(G3、芝1200メートル、29日)に出走予定のテイエムスパーダ(牝4、五十嵐)は、この日予定していた最終追い切りを明日26日に延期した。管理する五十嵐師は「馬場はいいけど、そこまで行くのが危ない」と、理由を説明した。

昨日24日には日曜東京メインの根岸S(G3、ダート1400メートル、29日)に出走予定のセキフウ(牡4、武幸)など最終追い切りを前倒しで行った陣営もおり、“最強寒波”は週末のレースに大きな影響を与えている。