高松宮記念連覇を狙うナランフレグ(牡7、宗像)がオーシャンS(G3、芝1200メートル、4日=中山、1着馬に高松宮記念優先出走権)で今年の始動戦を迎える。

先週に続き主戦の丸田騎手が騎乗し、美浦ウッドで5ハロン67秒4-11秒6(馬なり)。トーセンクライスト(古馬1勝クラス)を余裕の手応えで3馬身突き放した。なめらかな後傾ラップを刻み、しまいの反応もスムーズ。鞍上は「先週、今週と負荷をかけ、良くなってきました。まだ余裕はあるけど前哨戦としてはまずまず。このひと追いでどこまで変われるか」と上昇ぶりを感じ取る。

昨年の香港スプリント以来、約2カ月半ぶりの実戦。宗像師は「動きは先週より良くなっているが、上がりの息遣いはフウフウしていたね。徐々に良くなっている」とジャッジ。目標を先に据える中では納得している様子だった。「あとは59キロだね」と重量は楽ではないが、G1馬の威厳を見せ、春の最大目標へ弾みをつけたい。