昨年2月小倉の落馬負傷で第2頸椎(けいつい)を骨折し、約1年間休養していた熊沢重文騎手(55)が復帰後初勝利を挙げた。

5番人気のセルリアンルネッタに騎乗。2番手でリズムよく追走し、飛越をクリア。直線でじわじわと伸び、逃げ馬をとらえて1馬身半差をつけた。21年11月13日京都ジャンプS以来の1年4カ月ぶりの勝ち星となった。

熊沢騎手は「ありがたいです。いい馬に乗せてもらって、乗っていただけです。先頭に立って馬が遊んでいたので、直線はこんなに長いんだなと思いました。37年間で一番長かった。これからも泥くさく頑張っていきたいです」と振り返った。