千葉県競馬組合は16日、21年JBCクラシックの覇者で同年のNARグランプリ年度代表馬に輝いた船橋のミューチャリー(牡7、矢野)が20日をもって引退することになったと発表した。引退式の実施等は詳細が決まり次第発表される。

ラストランとなった15日のダイオライト記念は「右寛ハ行」で競走中止。矢野師は「この1年、いろいろやってきたけど、完全燃焼してしまったようだ」と話した。同馬は昨年5月の大井記念で15着に大敗。船橋競馬場大規模改修工事の騒音ストレスと思われる大幅な馬体重減もあり、2度の休養を挟んで立て直しを図られたが、復活はならなかった。矢野師によると引退後は誘導馬になる予定。

▽矢野義幸師 思い出のレースはやっぱりJBCクラシック。なかなかできなかったことをやってくれた。「よう頑張ったな」と言いたいです。ファンのみなさま、今まで応援、ありがとうございました。

◆ミューチャリー ▽父 パイロ▽母 ゴッドビラブドミー(ブライアンズタイム)▽牡7▽馬主 石瀬丈太郎▽調教師 矢野義幸(船橋)▽生産者 芳住鉄兵(北海道新冠町)▽戦績 29戦8勝(うち中央4戦0勝)▽総収得賞金 2億7908万円(うち中央0円)▽主な勝ち鞍 18年鎌倉記念(S2)19年羽田盃(S1)20年マイルグランプリ(S2)21年大井記念(S1)JBCクラシック(Jpn1)▽馬名の由来 お互いに