4番人気サベージがゴール前で差し切り、重賞挑戦2度目で初制覇を果たした。勝ちタイムは1分45秒6。石崎駿騎手(39)は13年ジェネラルグラント、森下淳平調教師(43)は14年ハッピースプリントに次ぐ、京浜盃2勝目となった。

3度目の騎乗で鞍上が完璧に乗りこなした。「折り合いが難しい。前半は苦労したけど、向正面でもなんとか我慢してくれた。そうすれば最後にいい脚を使うのは分かっていたので」と石崎騎手。後方から徐々に位置を上げ、4コーナーでまくり気味に上昇。2番手から直線で抜け出したトノパーをきっちり捉えた。

森下師は「ダービーに向けていい競馬ができればと臨んだ。めどの立つ競馬をしてくれてうれしい」。次走は「疲れの抜け方を見てですが、間もあるので予定通り羽田盃(S1、1800メートル、5月10日=大井)に向かおうと思います」。まずは南関東1冠目に向けて視界良好だ。【牛山基康】