ダービーの出走決定賞金順で補欠1番手のトーセントラム(牡3、小桧山)は24日、出走がかなえばコンビを組むことになる藤田菜七子騎手(25=根本)と最終追い切りを行った。美浦ウッドでサイモンルモンド(古馬2勝クラス)を2馬身半追走し、内から半馬身の先着。プリンシパルS7着から中2週の間隔でもあり、馬なりでさらっと脚を伸ばした。5ハロン68秒8-11秒9。

藤田騎手は「楽に前にいた馬に並ぶことができました。馬なりでの追い切りでしたが、雰囲気はよかったです。折り合いも問題なくて、後ろで我慢してゴーサインにも反応してくれました。現状では出られるわけではありませんが、出られたときに備えて準備をしていきたいです。(小桧山師に)声をかけていただいたときは、信じられない気持ちでした」と話した。

同騎手は19年フェブラリーSでJRAの女性騎手として初めてJRA・G1に騎乗(コパノキッキング=5着)。今回のダービー出走がかなえば、JRA女性騎手史上初のクラシック参戦となる。