大接戦のゴール前はシエラレオーネ(牡、C・ブラウン)が2着だった。2番枠から後方に待機し、直線は内を走る日本馬、同じダーリンマイダーリン(ゼンノロブロイの姉)を祖母に持つフォーエバーヤングと馬体をぶつけながらの激しい追い比べだった。

ガファリオン騎手は「すべてプラン通りでした。いいリズムで最初のコーナーも走ることができました。フォーエバーヤングの後ろのいい位置を走ることができて、フォーエバーヤングの動きが良かったんです。彼を追いかけようと決めて、直線を向いたとき、勝てる手応えを感じました。(直線は)真っすぐ走らせるのに苦労して、真っすぐ走れなかったことが明確な敗因です」と振り返った。

管理するブラウン師は師匠のボビー・フランケルが果たせなかったケンタッキーダービー制覇に今年もあと1歩届かなかった。「鼻差で負けたんです。きついです。ただ、シエラレオーネは素晴らしい馬です。ほぼ無敗ですから。今日の彼を誇りに思います」と馬の走りをたたえた。