白毛一族の1番人気アマンテビアンコ(牡、宮田、父ヘニーヒューズ)が真っ白な馬体を躍動させ、差し切り勝ちを決めた。勝ちタイムは1分25秒5。

先団を見ながら中団付近を追走し、直線追い出されると徐々に加速。先に抜け出したハビレをゴール前あっさりかわした。。これがJRA通算1700勝のメモリアルとなったルメール騎手は「真面目に走ってくれた。距離は1600メートルはいける。速い脚はないけどジワジワと加速してくれてエンジンがかかってね」と好内容の勝ちっぷりを評価した。母は白毛のユキチャン。いとこにG1・3勝ソダシ、重賞2勝ハヤヤッコなどがいる。

宮田師は安堵(あんど)の表情を浮かべた。「ファンの多い馬なので声援に応えることができてホッとしています。返し馬でごねたりと我の強い馬ですが、競馬が一番優等生でしたね。流れに乗って追われてギアを上げて内容のあるいい勝ち方でした。(来年からダート路線に)3冠レースもできましたし、課題はありますが楽しみですね」と能力を再認識していた。

今後はいったん放牧に出される。