3番人気サクセッション(せん6、国枝)が入障5戦目、障害重賞初挑戦でタイトルを手にした。勝ち時計は3分28秒3のレコードとなった。

序盤はホッコーメヴィウス、フォッサマグナの激しい先行争いが繰り広げられた。サクセッションは中団で待機。3角から進出を開始し、直線でニューツーリズムとの追い比べを首差制した。

管理する国枝栄師は95年3月阪神障害S・春のボードセイリング(9着)以来、28年ぶりのジャンプ重賞挑戦で初勝利を挙げた。鞍上の蓑島靖典騎手は10年中山大障害以来、13年ぶりの重賞勝利となった。蓑島騎手は「本当に長かったですね。チャンスを生かせて良かったです。(馬は)折り合いがよく、気分も良かったみたいで向正面から反応して、差し切ってくれました」と笑顔で話した。

同レースは例年8Rで行われてきたが、暑熱対策のため4Rでの実施となった。84年のグレード制導入後、午前中に重賞が行われるのはJRAでは初めてだった。

馬連(2)(11)1710円、馬単(2)(11)3490円、3連複(2)(8)(11)6810円、3連単(2)(11)(8)3万3270円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)