牝馬3冠へ-。リバティアイランド(牝3、中内田)が、秋華賞(G1、芝2000メートル、15日=京都)で史上7頭目の快挙に挑む。これまでの5戦4勝のキャリアの中で、すでに驚異的な能力を見せてきた。
連載「3冠の女神へ」最終回で、リバティが出してきた3つの「数字」に注目する。
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リバティアイランドのすごさは、これまでに出してきた3つの「数字」にも表れている。
伝説の始まりは昨年7月の新馬戦。新潟芝1600メートルで、上がり3ハロン「31秒4」という豪脚を繰り出した。これはJRA史上最速タイ。同年5月に7歳せん馬ルッジェーロも31秒4をマークしているが、芝直線1000メートル戦での数字。2歳牝馬が夏に、しかもマイルでマークしたこの数字だけでも、身体能力の高さがうかがえる。
オークスの圧勝も衝撃的だった。勝ち時計2分23秒1もレースレコードまで0秒3という優秀なものだったが、注目は2着ハーパーにつけた「6馬身差」。オークスでは、47年トキツカゼの大差勝ちや75年テスコガビーの8馬身差Vなどもあるが、84年のグレード制導入後では、12年ジェンティルドンナの5馬身差が最大だった。同馬は言わずと知れた牝馬3冠馬で、その後もジャパンC連覇などG1・7勝を挙げた名牝だ。
ちなみに、同舞台のダービーを見ても、84年以降では87年メリーナイスの6馬身差が最大。94年ナリタブライアン、98年スペシャルウィーク、05年ディープインパクトでも5馬身差で、3歳春の時点で東京芝2400メートルにおいて同世代に大きな着差をつけるのは、能力の証明でもある。
最後に、追い切り時計にも注目する。オークスの最終追い(5月17日)でマークした、Cウッド1ハロン「10秒8」だ。自動計測になってからは、以前より時計が出るようになったとはいえ、それでも1ハロン10秒8はかなり速い。オークス出走馬ではもちろん最速で、同週(火~日曜)でも唯一の10秒台。ダービーが行われた翌週も日曜(5月28日)に10秒9が2頭いたが、10秒8は最速だった。
リバティがデビューから記録してきた、驚異的な3つの数字も牝馬3冠達成を後押しする。(おわり)

