「大魔神」佐々木主浩オーナーが所有する1番人気ディヴィーナ(牝5、友道)が逃げ切って、重賞挑戦8度目で待望の初制覇を果たした。ミルコ・デムーロ騎手騎乗で勝ちタイムは1分46秒1。

スタート直後は力むしぐさを見せたが、ハナを奪うと、道中は折り合ってマイペースの逃げ。最後の直線は大外を追い込んだルージュエヴァイユの猛追を鼻差振り切った。

M・デムーロ騎手は「ちょっと掛かったけど、抜け出してからは良かった。直線長かったね。いつも2着だから、今回頑張ろうと思った。良かった。メチャメチャうれしいです。先生(友道師)と話しているけど、距離はもちそうですね。もしかしたらエリザベス女王杯に行くかも。オーナーと先生が決めることですけどね」と笑顔が弾けた。

夏は中京記念、関屋記念で2戦連続2着惜敗だったが、前哨戦を勝ったことで、エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル、11月12日=京都)参戦の可能性もありそう。13、14年のヴィクトリアMを連覇した母ヴィルシーナとの母子G1馬が見えてきた。

2着にルージュエヴァイユ、3着にはライラックが入り、2番人気プレサージュリフトは5着に敗れた。

秋華賞と両にらみだった唯一の3歳馬シンリョクカはオークス5着以来で20キロ増の462キロで出走。3番人気と注目を集めたが、直線は伸びを欠き、10着に沈んだ。

馬連(5)(7)1460円、馬単(7)(5)2850円、3連複(5)(7)(8)1万3150円、3連単(7)(5)(8)5万6560円。

(注=成績、払い戻し金などは、必ず主催者発表のものと照合してください)