逃げたパンサラッサ(右端)をゴール手前でとらえて天皇賞・秋を制したイクイノックスとルメール騎手(中央)=2022年10月30日、東京競馬場
逃げたパンサラッサ(右端)をゴール手前でとらえて天皇賞・秋を制したイクイノックスとルメール騎手(中央)=2022年10月30日、東京競馬場

■天皇賞・秋の見どころ

超豪華メンバーがそろう天皇賞・秋(G1、芝2000メートル)は、29日に東京競馬場で行われる。


昨年の年度代表馬イクイノックス(牡4、木村)が秋初戦を迎える。昨年のこのレースでG1初制覇を決めると、有馬記念、ドバイシーマC、宝塚記念とG1を4連勝。特に後続を寄せつけずに逃げ切ったドバイシーマCの勝ちっぷりが強烈で、レーティングでは世界1位に君臨する。中間も順調そのもので連覇の可能性は高い。


強敵は同世代のダービー馬ドウデュース(牡4、友道)だ。昨年の凱旋門賞は雨と馬場に泣いて大敗したが、帰国初戦となった2月の京都記念では力の違う勝ち方を披露。ドバイターフは左前肢ハ行で出走取り消しとなったが、中間は入念に乗り込まれて力を出せる態勢が整っている。ダービーを勝った東京で、強いパフォーマンスが期待できそうだ。


同じく4歳のジャスティンパレス(牡、杉山晴)も好勝負だろう。昨年のダービーは9着だったが、昨秋から力をつけて、今春は阪神大賞典、天皇賞・春を連勝した。宝塚記念でもイクイノックスから0秒2差の3着に好走しており、2000メートルも許容範囲だ。


スターズオンアース(牝4、高柳瑞)は昨年の桜花賞、オークスを制して牝馬2冠を達成。今春の大阪杯では鼻差2着と、牡馬相手でも強い競馬を見せた。東京芝2000メートルは初めてだが、ぴったりの舞台だろう。


プログノーシス(牡5、中内田)はG1未勝利だが能力は相当だ。3走前の金鯱賞で重賞初制覇を飾り、香港のクイーンエリザベス2世Cでは強敵相手に2着。前走の札幌記念は4馬身差で圧勝した。完全開花した感のあるディープインパクト産駒で、持ち前の末脚を生かせれば楽しみだ。


他にも、3歳で挑んだ昨年のこのレースで3着に健闘したダノンベルーガ(牡4、堀)、展開利がありそうな大阪杯の覇者ジャックドール(牡5、藤岡)も一発の力を備える。


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