◆マテリアルガール(牝3、浦和・小久保) トライアルの前走まで4連勝。距離を延ばした3走前からは圧勝の連続で、一気に主役の座に躍り出た。川崎2000メートルでは2戦連続で2分11秒台の好時計。2走前は7連勝中だったフタイテンロックを退け、前走では春の3歳牝馬戦線をリードしてきたメイドイットマムに8馬身差で完勝した。あとは他地区からの遠征馬との力関係がどうかだろう。

◆メイドイットマム(牝3、船橋・石井) 春は桜花賞の1冠に終わったが、東京プリンセス賞が0秒4差3着、関東オークスが0秒3差4着。昨年のNARグランプリ2歳最優秀牝馬が距離延長にも対応して善戦を続けた。秋初戦となったトライアルの前走は大きく水をあけられた2着だが、勝ち馬より3キロ重い57キロを背負ってのもの。今回は定量の54キロ。たたかれた上積みで巻き返すか。

◆ショウガタップリ(牝3、金沢・高橋俊) 金沢でデビューから11連勝。2走前に初遠征の日刊スポーツ賞黒潮盃で連勝こそ止まったが、牡馬の強豪も相手に道中で挟まれるなど厳しい競馬。それでも6着に踏ん張れたのは地力の高さか。前走は佐賀2000メートルの西日本ダービーに遠征して6馬身差で圧勝した。3度目の遠征競馬で今回は牝馬限定。初の左回りを克服できれば通用していい。

◆ミニアチュール(牝3、水沢・佐藤祐) 北海道12戦2勝で岩手に移籍。転入初戦から連勝を続け、牡馬を相手にダイヤモンドC、東北優駿を制覇。岩手3冠がかかった2走前の不来方賞で4着に敗れ、連勝も7でストップしたが、牝馬限定では前走のOROオータムティアラも大差で圧勝したように力の違いを見せている。左回りは3戦3勝。輸送競馬にも慣れているだけに侮れないか。

※注目馬は11月3日現在