富士S4着から悲願のG1初制覇に挑むイルーシヴパンサー(牡5、久保田)。重賞2勝を含め、ここまでキャリア全6勝は全て左回り。それでも久保田師は右回りに不安を抱くことはない。4度目のG1挑戦でタイトルをつかむことが出来るか。以下は一問一答。

-富士Sは4着

久保田師 戦前、ジョッキーとはある程度位置を取ろうと打ち合わせをしていました。その通り、うまく乗ってくれました。展開が向かなかったかなと思うところはあったんですけど、最後の長い直線もしっかり踏ん張って、頑張ってくれたなと思っています。

-今後を見据えての策だったのか

久保田師 そうですね。後ろからのイメージが強い馬。どうしても展開待ちの部分が多いので、正攻法でどれだけやれるのかが見てみたいというのもあって。富士Sはあくまでも前哨戦として捉えてレースに臨みました。

-岩田望騎手の感触は

久保田師 外め4番手で前に馬を置くこともなかったんですけど、それでも起きて、折り合いも付いて走れていました。最後、坂を上がってから苦しくなりましたけど、そこからもう一度盛り返したのは力があるなと。

-そこから中間の調整は

久保田師 一度使って動きも素軽くなってきて、調整もしやすくなってきました。前走後は在厩で、1週間くらいは疲れを取る調整をしてきて、そこからマイルCSに向けて調整のペースを上げてきました。

-マイルCSではどのような競馬を

久保田師 G1では厳しい競馬が続いて、思うようなレースが出来なかったんですけど。もっと力がある馬だと私たちは思っています。いい競馬をしてほしいなと。

-ファンの中には右回りを気にしている人たちも

久保田師 今年は中山で1走させてもらいました。ちょっと不利などもありましたが、スムーズに走っていました。サウスポーというイメージはないので、京都外回りという舞台も合っていると思います。

-ファンへメッセージを

久保田師 なかなか大きいG1では結果を伴うことが出来ませんでしたけど、この秋はここに向けてしっかりと調整してきました。なんとかいい結果で皆さんの応援に応えたいなと思っています。応援よろしくお願い致します。