チャンピオンズCは関東馬のワンツーでした。先週も美浦トレセンで取材していながら、予想を外してしまい、痛恨の極みであります…。○レモンポップ強かった。△ウィルソンテソーロの末脚も素晴らしかったです。気を取り直して、美浦に向かっています。

今週末は阪神JFがあって、香港では香港国際競走(HKIR)が行われます。そして、英国のニューマーケットでは「タタソールズ・ディセンバー・メアズ・セール」が今日から4日間の日程で行われます。

日本の競馬を語る上で欠かせないセール。先週のチャンピオンズCでG1連勝は12でストップしましたが、日本を代表する生産者、ノーザンファーム(吉田勝己氏)がこのセールで落札した牝馬を見てみると…(タタソールズ社の公式ホームページで検索すると…)。

04年のリッチアフェアーは孫のローブティサージュが12年の阪神JFを制し、06年のドナブリーニからは3冠牝馬ジェンティルドンナ、その子ジェラルディーナが出て、07年のピューリティーはおなかの中にいたモンズンの子(のちのピュアブリーゼ)がオークスで2着、08年はリッチダンサー(子のバウンスシャッセ、ムーンクエイク、コントラチェックが重賞制覇)、ミュージカルウェイ(2冠牝馬ミッキークイーンの母、エリザベス女王杯を勝ったブレイディヴェーグの祖母)、スタイルリスティック(重賞2勝レッドアンシェルの母)、10年はベルアリュール2(ヴィクトリアM覇者アドマイヤリードの母)、アディクティド(クルーガーの母)などなど…。

社台ファームが06年のこのセールで30万ギニーで落札したのがムーンレディというドイツ産のプラティニ産駒でした。受胎していたキングズベスト産駒は翌年(07年)3月に日本で生まれ、10年の日本ダービーを勝ちました。そう、エイシンフラッシュです。

(株)ジェイエス(JSカンパニー)で検索すると、さまざまな活躍馬の母の名前が出てきます。02年に落札したのがアビ(ディープスカイの母)。04年にオブザーヴァント(セイウンコウセイの母)、08年がシャボナ(ビッグアーサーの母)、12年にリトルブック(ロジャーバローズの母)。ダービー馬の母を2頭も落札しているんです。

エバーユニオン商会も活躍馬が多すぎて書き切れませんが、パパゴ(メイショウベルーガの母)とか、ドリームオブジェニー(ファンディーナの母)とか、ルパン(共同通信杯覇者ファントムシーフの母)とか…。

すべての名前を挙げることは不可能ですが、大手の生産者から中小の生産者、ブラッドストックエージェント、トレセン関係者も含め、さまざまな立場の人が海外のセリに足を運び、日本の血統を更新してきました。

こうしてみると、生産者の方たちの仕事は、セールで落札した馬の結果が出るまで、早くても3、4年。今、この瞬間(今日からの4日間)にまいた種が10年、15年たって、もっともっと時間がたって、花開くこともあるという…。忍耐力(ペイシェンス)も必要な仕事だとあらためて感じます。明日も頑張りたいと思います。【木南友輔】