26日に開幕するアメリカ西海岸、サンタアニタパーク競馬場の24年シーズン(冬季開催)に今年も日本人の木村和士騎手(24)が参戦する。シーズン初日はG1競走が3レース、G2が3レース組まれており、木村騎手は2つのG1競走に騎乗する。

16年にマインドユアビスケッツ、21年には最強馬フライトラインが制している3歳馬のG1、マリブS(ダート1400メートル)はジャイアントミスチーフ(牡3、B・コックス、父イントゥミスチーフ)、牝馬限定G1のラブレアS(ダート1400メートル)はバングス(牝3、L・バロシオ、父イントゥミスチーフ)とのコンビで挑む。

3年連続でカナダ・ウッドバインのリーディングジョッキーに輝き、昨年に続き、カナダのシーズンオフに2年連続で西海岸のジョッキー激戦区を拠点にする木村騎手。昨年も開催初日にアメリカンオークス、ラブレアSに騎乗し、その後に3月のG1フランク・E・キルローマイル(ゴールドフェニックス)などサンタアニタ競馬場で重賞3勝の活躍を見せた。

開催初日のジョッキーの顔触れを見ると、イラッド・オルティスJr.、ファビアン・プラ、レジェンドのマイク・スミス、現役続行を決めたランフランコ・デットーリなどのトップジョッキーが顔をそろえている。サンタアニタダービーでマンダリンヒーローと2着に入り、武豊騎手に続く日本人2人目のケンタッキーダービー騎乗を果たした若き名手の手綱さばきに注目したい。