24年のG1をお正月から大予想! 東京の8記者が座談会ではダービー馬を中心に持論を展開した。あなたの思うダービー馬候補もこの中にいる!?

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久野 さあ、恒例企画の「G1先取り予想」ですな。今年もダービーを中心に占っていこう。まずは、昨年のG1で馬連14本的中の本紙松田に聞こうか。

松田 昨年は毎年目標に掲げているG1半数以上的中をクリア。今年もたくさん当たるといいなあ。僕はダノンエアズロック。現時点で一番奥の深そうなパフォーマンスを見せている。

久野 私もその馬。アイビーSで、のちにホープフルSを制すレガレイラ(3着)を破った能力の高さは疑いようがないですな。

松田 げっ、一緒。

久野 嫌な顔するなよ。

高木 実は俺も…。2年前はダノンベルーガ、昨年はダノンザタイガーを指名していて、自分では知らず知らず、あの白と赤の勝負服にこだわっちゃってるのかも。次は共同通信杯あたりかな。

阿部 あの、もう1人乗ってもいいですか。僕もこの馬が最強だと思います。今年も堀厩舎からダービー馬誕生! 秋には古馬G1でも勝ち負けする器です。

木南 牝馬クラシックはノーザンファームの馬が強い。でも牡馬は混戦だと思うし、どの種牡馬から当たりが出るか。そういった視点で見るのも面白い。

久野 で、指名馬は?

木南 キズナ産駒のフォスターボンドが強くなっていきそう。

高木 昨年はソールオリエンス(2着)指名で惜しかった桑原は?

桑原 スケールの大きさを感じるトロヴァトーレです。中山で33秒台の脚を連発。むしろ東京向きの印象で、瞬発力が問われるダービーは合いそう。3歳初戦予定の弥生賞が楽しみ。

舟元 昨年ハーツコンチェルト(3着)を指名した僕は同じ武井厩舎のアーバンシック。まだ力の配分など課題はありますが、百日草特別の勝ち方は大物感たっぷりでした。あと、中央の競馬だけでなく、新たなダートクラシック路線も楽しみで仕方ない。

井上 トリは僕が。昨年ノーザンファームでPOG取材した時からオーラを感じていた馬がいるんです。それがシャハザマーン。まだデビューに至ってませんが、ダービー馬の兄シャフリヤールより「成長が一段階早い」という評価もあった。まずは無事にデビューして、本番に間に合ってほしい。個人的にはG1で馬連万馬券3本的中をノルマとしたいです。

木南 ダービーのことを考えるのはもちろん楽しいですが、今年も日本馬の海外遠征がたくさんありそうなのもワクワク。ドウデュースは凱旋門賞を大目標とするんだと思いますが、武豊騎手と欧州のいろんなレースを転戦する姿も見てみたいなあ。

桑原 イクイノックスなどスターホースが引退し、今年はどの路線も「群雄割拠」。馬券妙味にあふれる1年が始まりますね。

久野 おいしい馬券情報を読者の方に届けて喜んでもらうのがわれわれの役目ですな。今年も日刊スポーツの極ウマをよろしくお願いいたします。